子供を塾に入れたいと考えて、あせるあまりに簡単に手近な塾に決めてしまうといったやり方では、塾選びに失敗してしまうことも考えられます。そのため、段階を踏んで本当にこの塾でやっていけそうかを子供と一緒に判断してから入塾を申し込むのが無難です。 塾の情報を精査し、絞り込んだところで手続きを行いましょう。
たくさんある塾の中で、本当に子供に合った塾なのかどうかはわかりにくいものです。そのため、いくつかの塾の情報をまず集め、それから段階を踏んで納得できるところへ入塾させるのがよいでしょう。
ただ単に有名な塾だから、また近くだからという理由だけで安易に入塾手続きを行ってしまうと、いざ学習を始めたときに思っていたものと違っていたというケースがよく出てきます。しかし、塾に入る前に子供に適した塾かどうかを見極めるのは難しいでしょう。 そのため、前もって塾の詳細を把握しておき、さまざまな条件から絞り込んだところを選ぶのが適切な手順といえます。 ほとんどの塾では、パンフレットなどの形で資料を発行していますから、気になった塾の資料をいくつか取り寄せてみてそれらの内容を見比べてみるのが第一段階と言えるでしょう。
塾のカリキュラムやコース設定、またかかる費用などに関して、希望する条件に合うところとそうでないところは、事前に取り寄せた資料である程度判断できるでしょう。塾選びで優先するべき点を決めておき、その条件に合ったところを絞り込む作業が必要です。 この作業によって、子供と親が双方に納得できるところに行かなければ、後々に不満が噴出したり学習の進め方と希望の相違が出てきたりします。また何より、合わない塾に通うことで子供の負担が大きくなるのです。 行きたくない塾に通い続けると、伸びる能力も伸びなくなってしまいます。子供が行きたいと思って納得して通える塾を資料から取捨選択しましょう。
資料である程度行きたい・行かせたい塾を絞り込んだら、そこから入塾を決定するまでに段階を踏むことでより深く精査することができるようになっているところがほとんどです。
行きたい、または行かせたい塾に実際に出向き、入塾について相談することができます。この時点では正式に申込を行う必要はなく、この後の流れによってじっくりと考えて決められるようにしている塾は多くあります。
その塾で行われている授業の雰囲気や進め方を、実際に体験入塾して触れることができます。事前相談によって学習内容やコース設定を決め、それに沿った授業を実際に受けることができるのです。 子供が授業を受けてみて、自分に合いそうかそうでないか、授業についていけそうか、また疑問点を解決してもらいやすいかなどを感じることができる作業です。
体験入塾で手ごたえを感じたら、この時点で正式な申込を行います。体験入塾を終えてみてからさらに精査する時間があるため、複数の塾で体験授業を受けてから精査してもよいでしょう。 親だけではなく、子供の意見を優先しながら申込をする塾を決めれば、納得して塾に通えるようになります。また、この際に授業日程や科目などを決定することができます。
例えば、体験入塾したからといって必ずしもそこに決めなければならないというわけではありません。子供が塾の授業を実際に受けてみて、そこから家でじっくりと考える時間はあります。 親子でよく話し合い、本当に子供がうまくやっていけそうかどうかを判断できるのです。幅広い塾の形から最適なところを選びましょう。